補助金・助成金 | 「JAPANブランドの育成」支援事業について
経済産業省から予算案の概略に関する発表がありました。
今回は発表の中の「JAPANブランドの育成」に関して詳しく解説していきます。
平成27年度補正予算等について
平成27年度補正予算、平成28年当初予算において、中小企業・小規模事業者関係として予算計上されたものには、7つの事業があります。
そのうちの1つに「TPPを活用した中小企業の海外支援」事業があります。
「JAPANブランドの育成」はそのうちの1つを構成します。
「JAPANブランドの育成」の概要
「JAPANブランドの育成」支援事業とは、複数の中小企業が共同で戦略策定を行なったり、開発した商品を海外展示会に出展する場合に、その費用に対する補助金を支給する事業です。
なお、支援の対象は、商工会、商工会議所、組合、NPO法人、中小企業者(4社以上)等となっています。
予算金額は、平成27年度補正予算と平成28年度当初予算の合計で40.0億円となっています。
「JAPANブランドの育成」支援事業の支援内容
1,戦略策定支援事業
世界に通用するブランド力の確立を目指して、地域の強みの分析して明確なブランドコンセプトを決定する等の基本戦略を策定するための費用に対し、上限額を200万円として補助金を支給します。
具体的には、専門家の招へい、市場調査、セミナー開催等にかかる費用が補助対象となります。
2,ブランド確立支援事業
また、中長期的な視野に立ったブランド確立を目的として基本戦略を確定する場合には、補助率2/3、上限を2,000万円として、その戦略策定のために実施する、専門家の招へい、市場調査、セミナー開催等にかかる費用に対して補助金を支給します。
「JAPANブランドの育成」支援事業の実績
「JAPANブランドの育成」支援事業により補助金の支給を受けた件数は、平成27年3月時点で、累計で350件に達しています
平成27年度に採択された件数は、戦略策定支援事業が29件、ブランド確立支援事業が1年目が38件、2年目が17件、.3年目が12件合計で67件となっています。
補助金を受けるには
戦略策定支援事業やブランド確立支援事業を行い、国から補助金を受けるには、事業計画等を策定した上で、各地の経済産業局(経済産業省の出先機関)に対して、申請を行います。
審査の結果、事業が採択されると、事業の実施後に補助金が支給されます。
申請には公募期間が定められており、公募期間を経過すると、申請は不可能となります。
平成27年度の公募期間は27年3月3日〜平成27年4月3日となっています。
ちなみに、平成27年度の採択時期は同年6月上旬、事業期間は平成27年6月中旬から平成28年3月31日となっています。
なお、平成27年度の補正予算でこの事業に対する予算が付いたことにより、平成28年2月1日から平成28年2月29日の期間に、再度公募が行われることになりました。
この期間内に申し込んで採択されれば、上記の補助金を受けることができます。
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