会社設立 | 最低資本金1円なのに、現実的に不可能なのはなぜ?
2006年に施行された新会社法で、最低資本金1円での会社設立が可能になりました。
しかし、最低資本金で会社を設立するのは現実的ではありません。
今回は、会社設立時の最低資本金について考えていきます。
資本金1円で会社が設立できる??
実は、会社に必要な資本金の金額はたったの「1円」です。
100万円も必要ありません。
つまりあなたは会社を設立しようと思えば、「設立費用」さえ支払うことができれば、設立することができるのです。
会社法が制定されて、このように誰でも簡単に会社を設立することが可能になりました。
しかし、資本金1円は現実的ではないと言われます。
それはなぜなのでしょうか?
資本金=事業を継続するために使うお金
資本金とは、自分で出資するお金のことです。
最初は自分が出資したお金から事業を始めることができます。
例えば、商品の仕入れや、家賃の支払い、水道光熱費もここから支出することになります。
1円だけでは当然事業を継続することはできないでしょう。
つまり、資本金1円だけでは会社を運営することはできないのです。
資本金が1円の場合でも事業を運営する方法
最後に資本金が1円の場合でも事業を運営する方法をご紹介します。
それはずばり融資です。
融資とは?
融資は他の人からお金を借りる方法です。
金融機関や、日本政策金融公庫などから、資金を調達します。
借り入れるので返済が必要で利息が発生します。
まとめ
今回は会社設立時に最低資本金制度について説明しました。
法的には資本金1円でも会社設立することは可能ですが、現実的には不可能と言えます。
しかし、融資などを活用すれば資本金1円で会社運営を進めていくことも可能です。
その場合、利息などが必要なので、確実に成功へと導いていく必要があります。
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