会社設立 融資 | 融資のメリット
「これから起業しようと考えているけれど、自己資金を貯めていたら時間がかかる・・・いっそ銀行融資を受けて、今すぐ事業をスタートするというのはどうだろう?」
これから事業を始める方の中には、このように考えている方もおられるかもしれませんね。
実際、事業資金として金融機関からの融資を受けている人はたくさんいます。ここでは融資のメリットやデメリットについて確認しておきましょう。
資金調達の方法は融資だけではない
まず、その融資が「ほんとうに必要なものなのか?」をはっきりさせましょう。
資金調達の方法は金融機関からの融資だけではありません。
貯金などの方法で自己資金を捻出するという方法もありますし、家族や友人から出資を受けるという方法も考えられるでしょう。
コネによってお金を準備することはあまり良いイメージを持たれない方も多いかもしれませんが、実はお金を用意する方法としては最も有利な方法です。
通常金利の負担などは発生しないことが多いですし、返済スケジュールについても厳密なものを求められない可能性もあります。
それでも金融機関からの融資を選択する場合には、以下のようなメリットとデメリットについて理解しておきましょう。
金融機関からの融資のメリットは、人間関係などに拘束されることなくお金を用意することができることです。
事業そのものが魅力的で、あなた自身に経営者としてのバイタリティがあると認めてもらえれば、人脈がなくてもお金を用意することが可能になります。
ですが、融資にはデメリットもあります。
まず、融資には利息が発生することです。一般的な事業者向けのローンの場合、年利率で3%〜10%程度の場合が多いです。
売上の安定しない事業開業当初はこの金利負担が資金繰りを圧迫する可能性があります。
数字に基づいた事業計画書を作ろう
また、設立直後の事業で融資を受けるのは一般的にハードルが高いと言われます。
融資は申し込めば必ず認めてもらえるというものではなく、融資担当者が事業計画の内容や、経営者との面談などを通して総合的に判断します。
ここでは抽象的な言葉だけではなく、しっかりと数字に基づいた事業計画書を準備することがたいせつです。
経営者である以上、その資質は本業から利益が出せるかによって判断されます。
税理士などの専門家と相談しながら、しっかりとした事業計画書を作成した上で融資担当者との面談にのぞむようにしましょう。
事業計画書を作っていく過程で、構想している事業の内容が「思ったよりも甘かった」ということに気づかされるということもあります。
設立当初は具体的な事業内容が固まっていないことも多いでしょうから、いかに融資担当者を納得させることができるかが重要になります。
さらに金融機関からの融資の場合、返済にはぜったいに遅れることができないということもあります。
返済が滞ってしまうと担保として提供しているものの所有権を失ってしまったり、保証人となってもらっている人に迷惑をかけてしまう可能性が高いのです。
まとめ
金融機関からの融資はメリットも大きいですが、利息負担などのデメリットもあります。
これから融資を受けることを検討している方は、事業計画書の作成を通して「ほんとうに必要なのか?」という点をはっきりさせていくことが大切です。
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