会社設立:何事も最初が肝心!?形態を知らずに会社を設立するな!
あなたはもしかすると会社を設立したいと考えているかもしれません。
もしそうであれば知っておいて頂きたいことがあります。
それは法人の形態についてです。
株式会社が全てではなく、様々な目的に応じて会社の形態を考えてみましょう。
会社の形態の選び方①有限責任と無限責任
それではさっそく会社の形態についてご紹介します。
会社を選ぶ基準としてまず知っておいて頂きたいことに、「有限責任」と「無限責任」があります。
これは責任の範囲の違いです。
有限責任の場合は、責任が出資の範囲で済みます。
これはどう言うことかを具体的に言いますと、万が一会社が倒産した場合に取引先の債務や、金融機関などから借り入れた借入金の支払いが、出資の範囲内で済みます。
いくらたくさんの債務、借入があっても出資の範囲内です。
反対に、無限責任の場合は、出資の範囲が債務と借入の金額になります。
こちらの方がリスクが高いことがあります。
会社形態の選び方②設立費用について
会社の形態の選び方の2つ目の基準をご紹介します。
それは設立費用についてです。
株式会社の場合は、会社を設立するのに「定款」を作成します。
定款とは、会社の基本的な規定を書いたもので「会社の憲法」と呼ばれています。
さらにその作成した定款を公証人役場で「認証」してもらわなければなりません。
この認証には費用がかかります。
しかし、認証の手続きが費用になる法人形態もあります。
さらに登録免許税も会社の形態によって異なります。
つまり、設立コストを安くしたい場合は、株式会社よりも安い法人形態があるということです。
会社の形態による特徴の違い
ここでは会社の形態による特徴の違いについてご紹介します。
最初に紹介するのは、株式会社です。
株式会社は「有限責任」です。
株式を発行して資金を調達し、事業活動を行う方法です。
会社設立にあたりもっとも社会的認知度が高いと言えます。
設立コストは他の設立方法に比べ高いです。
次にご紹介するのが合資会社です。
合資会社は「無限責任」のみの社員で構成されている会社です。
設立コストは株式会社に比べると安いです。
続いてご紹介するのが、合名会社です。
合名会社は、「無限責任社員」と「有限責任社員」の両方で構成されています。
こちらも設立コストが安いです。
最後にご紹介するのが、合同会社です。
合同会社はここ10年で作ることができるようになった法人形態です。
株式会社と同じ「有限責任」です。
しかし、株式会社と比べ利益分配や経営の自由度が高いと言えます。
また、経営を行うのは必ず出資者となります。
設立コストが株式会社よりも安いです。
以上4つの会社の特徴についてご紹介しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は会社の設立を検討しているあなたのために、会社の形態の選び方のポイントと特徴の違いについてご紹介しました。
自分の作ることができる会社を知ることで選択肢が広がったのではないでしょうか?
是非各々のメリット、デメリットなどを調べ、比較しながら、じっくりご検討下さい。
最新情報
- 2018.12.13
- 源泉徴収票のしくみと所得税の計算方法について解説します
- 2018.12.13
- 確定申告の疑問?青色申告と白色申告の違いについて解説します
- 2018.02.02
- 節税のポイント・平成29年度の確定申告代行します
- 2018.02.02
- 青色専従者控除について 平成29年度の確定申告代行します
- 2018.02.02
- エステ店の確定申告代行ならアレシア税理士法人まで