会社の相続について | 会社を相続するにはどうすればいいですか?
会社の事業承継をするには、専門的な知識を要します
何も対策をしないまま、会社の相続を行う場合、多大な相続税が発生してしまう可能性があります。
今回は、会社の相続についてお話しします。
会社を相続する方法=株を譲渡すること
会社を相続する方法、会社を引き継ぐ方法は簡単に言うと、株を譲渡すれば良いです。
株を譲渡するには、「贈与」ですと年間で110万円までは、税金が一切かかりません。
株の保有数が過半数になった時にその人の権限で会社を運営することができますので、実質的に会社を承継したことになります。
亡くなった場合には、承継したい人に株を相続すれば会社を相続したことになります。
株の評価方法
ここで重要になってくるのが株の評価金額です。
実は非上場株は、上場株のように客観的な数値がありません。
そこで、この株式を評価をするためには国税庁が作成している「財産評価基本通達」の「取引相場のない株式等の評価」に基づいて評価すればOKです。
「財産評価基本通達」では、「大会社」と「中会社」と「小会社」と区分されており、それぞれにあった評価方式が定められています。
相続税の計算方法
相続税の計算方法は次の式になります。
相続税=(相続財産の評価金額-基礎控除金額)×相続税率です。
相続財産の評価金額について
ここで相続財産の評価金額とは、相続税では財産によってそれぞれ評価方法が変わります。
例えば現預金はそのままの金額が評価金額ですが、不動産ですと「路線価」などの評価方法があります。
基礎控除について
また基礎控除の式は次のようになります。
基礎控除の金額=3000万円+法定相続人×600万円です。
つまり財産の評価金額がこれより下回れば、相続税がかかりません。
相続税率について
相続税率は財産の金額によって変わってきます。最高税率は55%です。
まとめ
今回は、会社相続についてお話ししました。
業績が良い会社ほど相続の際に税金が高くなりますので、事前にしっかり対策をして、無駄な税金を払わないようにしましょう。
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