会社設立:ごちゃ混ぜになっていないですか?法人会社とは何か?
あなたは、将来会社を設立したいと考えていませんか?
もしそうであれば、会社と法人の定義についてご存知でしょうか?
会社設立をするには、専門的な知識が必要になります。
今回は会社と法人の定義と違いについて、確認します。
会社とは
会社とは、会社に対して出資をしてくれる人を募集して、事業を行って利益を出す営利目的の組織体になります。
また、会社は利益を出資者(株式会社の場合は株主)に対して、分配することを目的として集まっている組織体ともいえます。
会社の形態は株式会社、合同会社、合資会社、合名会社の4つあり、全て設立することが可能な組織体です。
株式会社の場合、出資者と経営者が異なります。
これに対して、株式会社以外の3つの会社はLLCという扱いで、出資者と経営者が同じなため、持分会社とも呼ばれています。
法人とは
法人とは、法律により、人と同じ権利能力を与えられた組織のことをいいます。
人も法律により、権利能力を与えられている存在です。
法人の定義は、契約の観点から考えます。
人は人の権利能力があるため、口約束や書面により、契約を行います。
同じように、法人も法人名で個人と契約を行います。
商品を販売する場合、販売者は、会社の名前で、個人に商品を販売します。
会社の従業員として働いている場合、個人名ではなく、会社の名前で契約をします。
つまり、法人であることで、契約の主体となれるメリットが生まれます。
様々な法人の種類
また、法人には、NPO法人、社団法人、一般財団法人、医療法人、宗教法人、協働組合など、いくつかの種類が存在します。
特に、NPO法人は特定非営利活動法人とも呼ばれ、人気のある法人です。
そして、NPO法人や社団法人は、会社と同様に儲けを出し、収益活動を行うことは許されています。
法人も経営していく上では、事業を行い、利益を出していく必要はあります。
また、法人も会社と同様に利益を出したら、給料を払うことは出来ます。
ただし、会社のように、利益を分配することはできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は法人会社とは何かを解説しました。
出資者を募集する際には、会社の形態のほうがスムーズにいくでしょう。
ただし、利益を最大限にするのではなく、手短に事業を始めたい場合は、法人の設立を検討してもよいでしょう。
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