会社設立 融資 | 国金(日本政策金融公庫)とはどのような融資を行っている組織なの?

国金(日本政策金融公庫)は、政府が中小企業者などを経済的に支援するための活動を行うために設立した「政府系金融機関」です。
一昔前までは「国金(国民生活金融公庫の略称)」という略称で呼ばれることが多かったのですが、最近では正式名称が「日本政策金融公庫」に変更されたことから「公庫」と呼ぶことも少なくありません。
具体的な活動としては、一般的な金融機関(銀行や信用金庫など)では融資を受けるのが難しい事業者の方などに対して、有利な貸付条件で融資を行うことを主な事業の内容としています。
ここでは日本政策金融公庫からの融資を検討されている方向けに貸付条件などについて解説させていただきます。
国金(日本政策金融公庫)の貸付条件
日本政策金融公庫の貸付は、無担保、無保証任が原則となっています(ただし、法人の場合代表者は保証人になることを求められるのが普通です)
もちろん、担保を提供できる場合には貸付利率を下げてもらえる場合もあります。担保の提供については審査担当者とよく相談する様にしましょう。
貸付利率は基本的に日本政策金融公庫の「基準利率」が適用になります。2016年8月現在は1.25%(担保提供ありの場合)または2.25%(担保なしの場合)の長期固定金利となっています。
返済期間は運転資金としてお金を借りる場合には5年以内、設備資金としてお金を借りる場合には10年以内とされます。
なお、返済の開始当初は元本支払いは免除してもらって利息の支払いだけで良いとしてもらえる「据置き期間」は運転資金の場合1年間以内、設備資金の場合2年以内で設定することができます。
審査では自己資金の金額が重要
日本政策金融公庫の融資審査では「自己資金(貯金など)をいくら準備できるのか?」が重要です。
日本政策金融公庫のデータによると、日本政策金融公庫からお金を借りている事業者の人の多くが3分の1以上の自己資金をあらかじめ準備しています。
融資申し込み金額はばくぜんと決めるのではなく、資金の使いみちから計算するとともに、自己資金の金額からも決定することが大切です。
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