会社設立 | 所得税を多く払っていませんか?→法人成りを検討してみては

あなたは現在個人事業を営んでいませんか?
また売上がかなり上がってきて、所得税を多く払っていませんか?
もしそうであれば、一度「法人成り」の検討をしてみて下さい。
法人成りにはたくさんのメリットがあります。
今回は法人成りのメリットを分かりやすくご紹介します。
信用度が上がる
法人成りのメリットのひとつに信用度が上がることが挙げられます。
あなたが新しい取引先やビジネスパートナーを探す際に、名刺が株式会社などの法人の場合と、個人事業主の場合では、同じ仕事をするのであれば、どちらとしたいでしょうか?
多くの人は法人の方が信用度があると考えるでしょう。
その信用の根拠は会社を経営する場合は簡単にやめることができない責任が発生することや、次にご紹介するように売上が高ければ法人の方が税金は安いからです。
つまりそれだけ売上が上がっていると考えることもできるからです。
このように法人の社長になるだけで様々な責任と信用を勝ち取ることができます。
法人税の方が安くなる!?
次のメリットは法人税の方が、所得税に比べて税金が安くなる場合があります。
あえて言いきらないのは理由があります。
所得税は累進課税制度を採用しています。
「ある一定の金額まで所得が行くと税率が変わる」という制度です。
所得税は最大で1800万円を超える所得の場合は40%の税率が課せられます。
さらに住民税が10%かかりますので合計すると50%の税率になります。
これに比べて法人税は比例方式です。
中小企業の場合は、800万円以下の場合は15%、800万円を超えると23.9%となります。(平成27年4月以降開始の事業年度)。
地方税を含めても35%未満です。
所得が多い場合は法人成りをした方がお得になります。
消費税がお得!?
最後に消費税についてご紹介します。
あなたがもし個人事業主で消費税を納めている場合は法人成りをすると原則として2年間は消費税が免除されます。
消費税の納税義務かそうでないかの判定は、「2年前の課税売上が1,000万円超かどうか」が基準のポイントになります。
つまり2年前の基準がない1年目や、2年目の法人は課税売上が1,000万超であっても消費税の納税義務は発生しないことになります。
消費税は今後も増税するので、負担も大きくなります。
もしあなたが消費税の納税義務者であれば一度ご検討下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は法人成りのメリットについて、信用度、法人税、消費税の観点からご紹介しました。
法人成りのメリットはその他にもたくさんあります。
当然デメリットもあります。
是非詳しく調べてご検討してみてはいかがでしょうか。
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