会社設立 融資 | 福祉医療機構の融資について
医療金融公庫は過去に福祉や医療に従事する事業者向けの融資を行っていた特殊法人(法律に基づいて設立される法人組織)です。
1985年まで活動していたましたが、現在は独立行政法人福祉医療機構という組織に事業を引き継いでいます。
以下では福祉や医療に関連する事業を営んでいる方向けに、福祉医療機構の融資活動について解説させていただきます。
福祉医療機構の福祉貸付事業
福祉医療機構では、福祉や医療に関連する事業を営んでいる方に対して融資を行っています。
具体的には特別養護老人ホームや障害者支援施設、保育所などの福祉関連の事業者が該当します(法人組織としては医療法人、社会福祉法人、NPO法人などの指定団体からの許可を受けた人です)
福祉医療機構の貸付条件は優遇されている
金利などの貸付条件については一般的な金融機関での貸付よりもかなり優遇されているということができます。
もっとも融資利率の低い社会福祉事業施設者向けの融資では10年以内の貸付利率は固定金利で0.3%となっています。
たとえば三菱東京UFJ銀行の事業者向けローンの貸付利率は年利2.35%〜9.00%ですから、相当に有利な貸付条件であると言えますね(平成28年7月現在の利率です)
返済期間については貸付金額によって変りますが、たとえば50万円超〜1000万円以下の貸付の場合は10年以内となっています。
返済期間5年〜20年以内の貸付に関しては最大2年の据置き期間(利息支払いのみでOKとされる期間)が適用されます。
福祉医療機構の融資限度額
福祉医療機構の融資限度額についてはかなり厳密な計算ルールがあります。
詳細は公式ホームページで確認することができますが、従業員数などから計算する「基準事業費」から補助金などを差し引きした金額に「融資率」(どのような福祉関連事業を営んでいるかによって異なります)をかけて計算します。
計算式として記すと以下のようになります。
(基準事業費ー補助金)×融資率=融資限度額
また、担保として提供するものがある場合にはその担保評価額の7割の金額と、上記の基準事業費から計算する融資限度額のうち、どちらか低い方の金額が実際の融資限度額になります。
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