会社設立 融資|国金の面談について
国金(日本政策金融公庫)から融資を受ける際には、経営者自身が融資の面談を受ける必要があります。
ここでは日本政策金融公庫の融資面談が具体的にどのように進むのかや、どのような点に注意して面談を受けるべきか、といった点について解説させていただきます。
これから日本政策金融公庫から融資を受けることを検討されている方は参考にしてみてくださいね。
国金(日本政策金融公庫)の面談はこのように進む
日本政策金融公庫に融資を申し込む際には、最寄りの日本政策金融公庫の支店に連絡をします。
その際に面談の日時と必要書類を教えてもらえますので、準備を始めましょう。
申し込みから面談までは1週間程度になることが多いです。
服装などの細かい点も見られていることを意識
面談当日にはスーツで行くのが無難です。
はっきりとした基準はありませんが、面談時には経営者としての人間性も審査担当者はみていると考えておくべきです。
少なくとも奇抜なかっこうで面談に行って得することは何もありませんので最低限のマナーを意識しましょう。
厳しい質問にも冷静、謙虚に受け答えできるか
面談では提出した経営計画書の内容に関して審査担当者から否定的な内容の質問をぶつけられることもあります。
審査担当者としては経営計画書の内容が根拠のある数字に基づいているかどうかをチェックするとともに、継続的につきあっていける経営者であるかどうかも見ていると考えられます。
わからない点は正直にわからないと答えた上で後日回答すれば問題はありません。
大切なのは困難な状況に直面した時に冷静に対処できるかどうかです。
面談には「社長一人」でいくのがベター
面談には従業員を連れて行った方が箔(はく)がついて良いのでは?と思われるかもしれませんが、実際には経営者が1人でいくのが適切です。
理由としては融資担当者としては経営者本人に対してのみ聞きたいことがある可能性が高いためです(人事に関することなど)
経営計画書の内容は経営者本人がしっかりと理解した上でできる限り一人で面談に行くのが適切です。
必要書類を忘れないように
面談時には必要書類を忘れないようにしましょう。必要書類には以下のようなものがあります。
- 直近の年収を証明できる書類(確定申告書や源泉徴収票)
- 事業に使う預金通帳
- 住宅ローンがある場合には返済計画書(支払い予定表)
- 住んでいる住居の契約書(賃貸の場合は賃貸借契約書)
- 本人確認書類(運転免許証や社会保険証など)
大事なのは「計画に裏付けがある」ことのアピール
日本政策金融公庫の面談では事業計画書の提出を行う必要があります。
事業計画書では、そこで描かれる事業の展望だけではなく、その事業計画が現実的な数字に基づいているかどうかです。
将来的な損益の予測に関しては過去の決算書の内容をベースにするとともに、事業が好調な場合のシナリオと低調な場合のシナリオといったように複数のパターンを用意しておくと良いでしょう。
また、設備資金として融資を申し込む場合には実際に購入予定の設備について見積もり書を添付するなどすると良いです。
金融機関としては当初の申し込み内容とは異なった形で融資資金を運用されることを非常に嫌う傾向があるため、「借りたお金はこれに使うんですよ」ということをしっかりと理解してもらうことが審査ではプラスに働きます。
まとめ
国金(日本政策金融公庫)での面談についてまとめると以下のようになります。
- 面談当日に向けてリハーサルをし、「信頼に足る経営者」と判断されるようにしっかりと準備しておく
- 決算書や試算表などの「実際の数字」に基づいて経営計画書を作成する
- 必要書類に不備がないようにしておく
これから国金(日本政策金融公庫)で融資を受けることを検討されている方は参考にしてみてくださいね。
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