医療費控除の申告をするときの注意点 確定申告の手続きについてアレシア税理士法人 公式サイト

医療費控除の申告をするときの注意点 確定申告の手続きについて

医療費控除は、1年間のうちに支払った医療費が10万円を超えた時に利用できる制度です。

医療費控除を利用すると、

(医療費として支払った費用 – 10万円)× 所得税率

で計算した金額だけ所得税が安くなりますが、計算を行う上でいくつか注意しておくべき点があります。

というのも、一般常識では「医療費」と考えられる支出であっても、税金の計算上は医療費とは認められない場合があるのです。

ここでは医療費控除の申告をする際に注意しておくべき特殊なケースについて解説させていただきます。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

健康診断や人間ドックの費用も医療費控除の対象になる?

健康診断や人間ドックを利用する時に支払った費用は、原則として医療費控除の計算に含めることができません。

ただし、健康診断や人間ドックで検査を受けた結果、病気が見つかったという場合(そしてその病気の治療を受けた場合)であれば、その際の健康診断費用等は医療費控除の金額に含めることができます。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

インフルエンザ予防接種の費用は?

インフルエンンザ予防接種の費用は残念ながら医療費控除の計算に含めることができません。

インフルエンザに限らず、予防接種は治療のための行為とは認められないためです。

なお、インフルエンザにかかってしまって病院に行ったという場合であれば、当然その費用は医療費控除の計算に含めることができます。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

家族のために支払った医療費はどうなる?

医療費控除の計算に含まれる医療費は、あなた自身の治療のために支出した金額だけではなく、あなたが家族の治療のために支出した医療費も含まれます。

ただし、ここでの「家族」の範囲には「生計を一にしている家族」という条件がつきます。

お互いに独立していて財布が全く別になっている家族のために支払った医療費は、医療費控除の計算に含めることができません。

必ずしも同居をしている必要はなく、実家の母親に対して仕送りを送っているなどの場合には医療費控除の計算に含めることができるとされています。

生計を一つにしている家族の中に、収入が一定額以上ある人が複数人いる(共働きの夫婦+子供やおじいちゃん、おばあちゃんなどの家族)場合には、収入がより多い人に医療費控除を適用したほうが世帯全体として支払う所得税の金額は小さくできます。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

医療費控除は「実際に負担した費用」で計算する

医療費控除の計算は、あなたが実際に負担した費用で計算する必要があります。

例えば、成人病にかかったときに保険金がおりつ医療保険に加入しているという場合に、実際に成人病にかかったときには保険会社から保険金を受け取ることが可能になります。

このようなケースでは、医療費控除の金額は「あなたが支払った金額 – 受け取った保険金額 – 10万円」で計算します。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

医療費控除の対象とならない出費の例

医療費控除の計算上は「医療費」として認めてもらうことができない支出は、一般的な医療費のイメージとは異なるものがあります。

たとえば、補聴器の購入費用や薬局で購入したビタミン剤、コンタクトレンズの購入費用などは医療費控除に含まれません。

逆に、一般的には医療費というイメージがない「病院に通うための電車代やタクシー代」、「はりやきゅう、あんまマッサージの費用」などは医療費控除の計算に含めることができますよ。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

まとめ

今回は、医療費控除の申告を行う際に注意しておくべき特殊なケースについて解説させていただきました。

医療費控除を利用する際には医療費の明細を正しく添付するなどしないと後になって税務署から修正を求められることも珍しくありません。

修正申告が必要になると追徴課税(ついちょうかぜい)という形で税金の負担が増えてしまうこともありますので注意が必要です。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

個人事業主の皆様、確定申告で大切な時間を割いていないでしょうか?業務に専念するお時間を割かないためにも、確定申告の処理は我々プロにお任せ下さい。
アレシア税理士法人では、個人確定申告代行サービスをご用意しました。領収書など経費がわかる書類やメモを頂ければ、様々な節税対策をご提案いたします。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

こんなお悩みを一つでもお持ちの方は是非無料相談にお問合せ下さい。

アレシア税理士法人に依頼するメリット

1 )節税対策ができます。

税金の計算は、複数の方法から自分に有利なものを選択するなど様々な節税の特典があります。この特典を知らないまま確定申告書を税務署に提出してもそのことを税務署は指摘してくれないので過大に税金を払っているケースがあります。

アレシア税理士法人は個人事業主の依頼主が多く、長年培ったノウハウがあります。
どのような選択をすれば節税できるのかはプロのアドバイスを聞くのが一番です。

2 )時間の節約ができます。

領収書の整理や記帳など自身で経理業務をやっている方は、相当な手間をかけています。経理業務の時間を節約し、本来優先すべき本業の時間に専念することができます。

3 )経営アドバイスなど様々な相談ができます。

弊社は、税務業務以外の業務においても資金調達・経営相談など日頃から様々な相談を受けています。金融機関や不動産業者や弁護士・司法書士など幅広いネットワークを持っているため弊社を窓口にワンストップで相談にお答えできます。また、資金調達については財務内容を把握している弊社が金融機関をご紹介したり、またアドバイザーとしてご同行・交渉をするといったサポートを受けるメリットがあります。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

事業所得確定申告代行料

年商 料金
500万円以下 30,000円~
500万円以上1,000万円未満 40,000円~
1,000万円以上 80,000円~

※確定申告料金に関しましては、事前にお見積もりを提示します。お客様もご納得な価格にてご提供させて頂いておりますが、他社では真似できない低価格にてご提供しております。

赤矢印確定申告の相談はこちらへ

最新情報

2018.12.13
源泉徴収票のしくみと所得税の計算方法について解説します
2018.12.13
確定申告の疑問?青色申告と白色申告の違いについて解説します
2018.02.02
節税のポイント・平成29年度の確定申告代行します
2018.02.02
青色専従者控除について 平成29年度の確定申告代行します
2018.02.02
エステ店の確定申告代行ならアレシア税理士法人まで

全てを表示

お問い合わせ

お問い合わせ

お問い合わせ

お問い合わせ

何でも相談会

ページトップへ↑